〈入院・手術の話〉洗髪
最後にお風呂に入ったのは、入院した日の夕方。
その後、体は毎朝蒸しタオルが支給されるので、自分で動けなかったときは拭いてもらい、今朝からは自分で拭くようになりました。あと、しばらくお風呂に入れないことを想定して、ボディ用のウェットシートも持ってきているので、お風呂には入れていないけど、比較的快適な状態を保っています。
が、問題は髪!元々、1日お風呂に入れないとべったりしてしまうのに、今日でなんと5日目!一昨日の担当ナースがシャンプーしてくれると言っていたのに、検査の予定が押してしまったため、その日はキャンセルになってしまいました。
昨日はシャンプーについて、誰も何も言ってくれず、さすがに今日はシャンプー決行だ!とナースに直訴したところ、本来土日はお風呂、洗髪はお休みなんですが、私の事情を理解してくれ、特別にシャンプーしてもらえました!
あー、もう幸せ。
髪が汚れてると、見た目も不潔っぽいし、ニオイも気になって、誰にも会いたくないとさえ思ってしまいます。
ちなみに、シャワーの許可が出るのは、お腹のドレンが抜けてからだそうです。
もしも次回入院することがあったら、水なしでできるシャンプーも必需品です。
〈入院・手術の話〉抜管
術後、私には様々な管が装着されていましたが、残すところあと1本となりました。
最後の1本はドレンです。お腹の中に溜まった血液を排出する管なんですが、こちらもあまり出血がないそうなので、そろそろ抜いてもらえそうです。
ちなみに、私の頼みの綱である硬膜外麻酔は今日抜かれました。抜かれてから痛みの心配があったので、ロキソニンを飲んでおきました。ロキソニンは6時間以上間を開けて飲まなきゃいけないんですが、6時間経った今、なんとか無事です。
なんか、お腹を20センチも切ったのに、こんな程度の痛みでいいのかな?ぶっちゃけ、以前の胆嚢摘出の時の腹腔鏡手術の術後のほうが痛みが強かったように思います。
当然、今もくしゃみや咳は怖くてできないので、マスク必須です。
予定ではあと5日入院なんですが、退院の頃には入院前と同じくらいの元気さにもどっているんじゃないかとすら思ってしまいます。
もちろん過信してはいけませんけど。
〈入院・手術の話〉隣人
私が入院している病室は4人部屋。
隣のベッドの方がどうにもこうにもにぎやかな方で、正直困っています。そりゃあ、大部屋を選んだ以上、ある程度の我慢が必要なのは十分わかっています。ただ、ちょっとガマンの限界を越えていると思うんですよね。
最近はどこの病院もそうだと思うんですけど、ここの病院では患者の取り違え防止のために、いろいろな処置のたびに、生年月日と氏名を聞かれます。
隣のおばあさんは、エンドレスでそれを唱えているのです。
「昭和○年○月○日生まれの○○○○ですっ」
これを昼も夜もずっとです。
ちなみに、時々昭和○年を間違えてるときもあったり、号泣しながら唱えていたりします。
昨夜は寝る前に睡眠薬を飲んでいたみたいですけど、大いびきのあとに「ちっとも眠れないー」と寝言を言っていました。
ちっとも眠れないのはこっちだよ!と言いたいです。
たまたま私のところに処置をしに来た看護師さんが、この異常な事態に気付いてくれ、部屋変われないか上に聞いてみるねって言ってくれたので、この地獄もあと少しかなー。でも部屋が空いてなきゃムリですもんね。
こんな状態が続くなら、私が個室に移ってもいいよ。
〈入院・手術の話〉疑惑
術後の血液検査で、肝臓の数値が術前に比べて10倍くらいになっていると言われました。
私は3年半前に胆嚢を摘出しているので、胆石ではないのですが、もしかしたら胆管に石ができているかもしれないそうです。もしその場合は、胃カメラで石を取ることになるんですが、大きな手術をした直後に、あまりそういうことはやりたくないということでした。
というわけで、血液検査、CT、腹部エコーの検査をしてもらいました。その結果、石も見当たらないし、血液検査の結果も正常値ではないものの、前回よりは下がっているので、恐らく手術で使った薬剤の副作用ではないか?少し様子を見ましょうということになりました。
少しほっとしました。
年齢的にいろいろな病気が発覚してきてしまうのは仕方ないのかもしれませんが、もう病気、特に手術は打ち止めにしたいです。
そういえば!
手術室で西野カナの曲が流れてて、主治医が「この曲かけてもらうように頼んでたの?」って聞いてきたんです。他の人が「気分転換になるかなーと思って」と答えてたんですけど。
冷静になった今なら言える!
リクエスト曲、かけてもらえたの???
まぁ、意識なくなるまでの間だから、せいぜい1、2曲ぐらいしか聴けないんだろうけど、もし事前にリクエストできたなら、何をかけてもらったかなぁ。
どハマり中のビッケブランカかなー。
FIRE HORNSもいいよね、SHO上條もいいし…
もう終わったことなのに、真剣に考えてしまう。
あ、ちなみに麻酔から醒めてぼんやり意識が戻ってきたときに、脳内で流れてたのは
ブルーペパーズのサーチライトでした。
〈入院・手術の話〉手術
とりあえず無事終了しました。
手術当日は浣腸され、出した物をかわいいナースに確認されるという、羞恥プレイに泣きそうでした。
そして、手術室に入ってから、本気で号泣してしまいました。なんでかなー。怖かったのか、自分でも理由がわからないのですが。
そして第一の難関。硬膜外麻酔です。
まずは普通の注射を背中に打って麻酔をかけます。それはチクッとするだけなので、まぁ問題なく終了(場所が場所だけに実際打たれるまでは不安だけどね)。その後、本番の注射。これが、なんとも表現し難いのですが、痛くはないです。ただ背中を超ピンポイントでぐぐっと押される感じが気持ち悪くて、変な声(呻き声的な)が出ましたw そしたら、痛がっていると思われて、麻酔の注射を追加されました。が、既に痛みはまるで感じません。
そして本番の麻酔。以前手術したときは、あっという間に落ちたんですが、今回は視界がもやーっとなって、体がフワフワした感じになって、徐々に落ちていった感じでした。
次の記憶は、術後病室に戻った頃。何度か気持ち悪くなりました。痛みは、ひどい下痢を我慢してるような感じです。
でも、これも硬膜外麻酔が入っているからこの程度で済んでいるわけで、なかったらどうなっているんでしょうね。想像もしたくありません。
ちなみに手術の結果ですが、元々は右の卵巣腫瘍でしたが、術中の検査により粘液性境界悪性腫瘍ということがわかりました。そのため、左の卵巣と子宮と大網も摘出しました。右の卵巣だけで9キロ、それ以外の物も合わせたら10キロぐらい?早く体重測ってみたいーw
さて、今日は術後2日目。お手洗いまで歩いて行けたので、管も抜いてもらえました。後で髪も洗ってくれるそうです。
ただ、しつこいようですが、こんなことができちゃうのも硬膜外麻酔のおかげなんだと思います。麻酔の管が抜けてからが本当の勝負かな。
〈入院・手術の話〉入院
本日いよいよ入院しました。
4人部屋だけど、私含めて2人しかいません。しかも、お相手はおばあちゃまで耳がやや遠いらしいので、あまり気を使わなくてもよくて、ほっとしてます。
とはいえ、明日には手術のため部屋を移動してしまいますが。
明日の手術のこと、何よりも一番心配なのは、術後の痛みのこと。数日間は硬膜外麻酔を入れっぱなしにするようですが、どの程度痛みが抑えられるのか、その情報が一番知りたいのに、なかなかそんな体験談の書かれているblogを発見することができず、不安は募るばかりです。